ロシア産ダイアの販売窓口が東京にオープンした大きな意義

前々回の4月20日のサイトで、サハの話を書きました。ミナさんのなかに、関心をお持ち の方々もおおいようでして、さまざまなご質問を受けました。

サハダイアモンド株式会社では、本社1階に、ショールームをオープンしたそうですから、 ぜひ、直接に、お出かけください。さまざまな情報を入手できるでしょう。

母体になった宝林さんという会社は、ロシア側が日本へ「新上場会社」を設立するために、 事務手続きを、スピーディに効率よく、適正なコストで、実行するために、活用されたので あって、経営的には旧・宝林さんと、いまのサハダイアモンド株式会社とは、まったく関係 がありません。

ですから、宝林さんと、サハダイアモンドを、関連づけて、連想されることは、正しくあり ませんので、宝林さんのことは、お忘れください。

新会社を設立するにあたって、既存の上場会社(倒産状態にあって、株価の安い)を買った ほうが、設立する効率が、ベターで、得で、あったから、買ったのでしょう。

たとえば、宝林さんの古い遊休不動産を買った(じっさいに買ったわけじゃありませんが) ぐらいにお考えください。まったく経営的には関係ありません。

デビアスなどからの新規の原石鉱山への開発投資が、最近の20年間以上もの間、停滞して いた結果、原石の供給が先細りになってきていて、原石が足りなくなってきました。

そして、今後、さらに、原石の不足が深刻化する、と心配されているのです。どれくらい、 深刻に不足するのか、いまは、誰にも、正確に、具体的に、わかっていませんから、よけい 深刻なんです。

特に、ダイアモンドには、品質がありますから、具体的な品質別に考えたら、深刻のレベル はモノスゴク深刻になる心配があります。

原石が足りなくなって、値段が上がれば、需要数量は減るのが当然ですから、ヨーロッパや 日本やアメリカの需要は減る可能性があります。

じっさいに、いまの海外産地では、小粒石以外は、売れなくなっています。小粒石の場合、 石1個あたりの値上がり金額は小さいですから、比較的に影響は少ないです。

それでも、やや、長期的な視点から見たら、小粒石以外の石も、モノスゴク、ひじょうに、 大幅に需要が減るとも考えにくいのが現状です。

日本国内などに在庫されている値段の安い古い在庫が、やがて、減っていったら、需要は、 以前のレベルに近い状態に戻るでしょう。

とにかく、ジュエリーのデザインを、思い切って、変えないといけませんね。もともと演歌 ジュエリーのままじゃ、売れなくなっていたんですから、昔と同じか、似たようなデザイン のままで、値段だけ上げたら、そりゃ、モノスゴク、悲惨な結果になりますよね。

そして、まことに残念ながら、ダイアモンドの石も、ジュエリーも、モノスゴク悲惨なほど までに、売れなくなってしまいましたね。

宝石デザインでお悩みなら、ぜひ、早急にイーダルへお出かけください。イーダルへ2泊か 3泊でも、「きっと」一定以上の成果を上げられるでしょう。

この場合のイーダルとは、宝石の街=古い谷間の街のイーダルオーバーシュタインじゃあり ません。宝石の石をデザインしている=宝石デザイナーたちが住んでいる山里です。

宝石なら、貴石でも、半貴石でも、ミネラルでも、陶器や磁器でも、何でも、自由自在に、 独創的に造形できる宝石の石のデザイナーさんたちと、世界各地のダイアモンドの原石でも 研磨石でも、自由自在に動かせる私が、強固に連携したことには、決して小さくない意味が あるに違いない、と確信しています。

とりあえず、スタートの段階では、ダイアモンドは、クラッシックなラウンドやファンシー ブリリアントカットの高品質なホワイトやピンクの小粒石を素材に使います。

ひと目見て、誰にも、ダイアモンド・ジュエリーである、と分かるようなジュエリーの素材 を開発します。

最もダイアモンドらしくて、イチバン高品質なダイアモンドと、大粒で、安価で、独創的な 造形の宝石を組み合わせた「新宝石」を開発します。

もちろん、じっさいに、ジュエリーを販売されるミナサンのご意向に忠実に従って、開発を 進めます。私は山里の中の1つの工房にすぎません。

新しいデザインの新宝石と、クラッシックなダイアモンドの小粒石を組み合わせて、宝石の デザインそのものが画期的に新しくて、シンプルで、オリジナルなジュエリー素材です。

何十種類でも、何百種類でも、創りたいだけ創れます。「新宝石」の1個あたりのコストは 「じゅうぶんに」安いです。

クラッシックなカットの高額な貴石類と、クラッシックなカットのダイアモンドの小粒石を 組み合わせるような=典型的な演歌ジュエリー用の素材は創りませんから。

宝石デザイナーさんたちのハンドメイドですから、もちろん、1個単位でも、創れますし、 ご希望に応じて、数百個単位でも、自由に、最適な数だけ、創れます。

話をダイアモンドに戻しますと、日本の問題は、日本として、世界トータルでは、値段が、 今後、かなり大幅に上がっても、需要が増えそうな国が少なくありません。

インドを筆頭に、中国などのアジア諸国です。もともとの需要の数量が、人口にくらべて、 ひじょうに少なかった国々ですから、減らないどころか、増えるのです。

最近のインドでは年率で3割を越える伸び率です。結婚式の盛大な国ですし、国民性もあり ますから、ダイアモンドの需要は、きわめて強いです。とにかく、あれだけの人口大国です から、経済が高度成長期に入って、売れだしたら、とまりません。

すでに、いまでも、世界で2位の市場ですが、やがて、1位のアメリカを越えて、世界最大 のダイアモンド消費国になる日も近いでしょう。

ほかに、ロシアとか、アラブ諸国とか、石油などの地下資源の大国の需要が大幅に増えつつ あります。もともと、アラブ諸国は、貴金属は買っても、ダイアモンドは買わない国だった のですが、いまでは、ダイアモンドの愛好国です。

過去の値下がりの時代に、値段の安いダイアモンドを大量に買いこんでいて、市場の成熟度 が進んでいるヨーロッパや日本やアメリカと、過去の歴史の少なかった新興市場では、値段 の変化への対応の仕方が、まったく違っています。

欧米や日本でも、1970年代の値上がりの時代までは、ダイアモンドの値段は、長期的に 値上がりし続けるから、将来の値上がりが期待されて、ますます、元気よく売れていた時代 が長く続いていました。

新規の原石の鉱山への開発投資は、リオティント、ロシアを中心に、積極的に実行されつつ ありますが、デビアス系などの既存の多数の鉱山の老朽化は、毎年、掘れば、掘っただけ、 どんどん、進んでいます。

原石の供給は、今年の年初のころまでに、心配されていたほどの最悪の状態にまで、深刻に 極端には、減らないかもしれないけれども、やはり、なかなかに、増えにくく、長期的に、 減りつづけることになるのでしょう。

そして、ダイアモンドの需要は、これまでが、そうであったように、これからも、世界的な 視点から見たら、じつに、堅実で、じつに、根強いのでしょう。

そして、天然石であるダイアモンドですから、ファンシー・カラーやホワイト系のFアップ などの、高品質カラーの原石ほど、イチバン深刻に不足することになります。

特に、高品質なジュエリーのイチバン重要な素材であるFアップの小粒石は、使用する数が 大量ですから、それが不足したら、日本の多数の会社には決定的な問題です。

成熟した市場は、高品質を求めます。高品質なアートを求めます。ただ、サイズ品質だけが 高品質の大粒石は、それを着用している人物の個人文化が下品に見えるかもしれないという 理由から、敬遠されるケースも増えるでしょう。

高品質なジュエリーのベストな素材として、さまざまな、いかなるジュエリーのデザインに でも対応できるのが、Fアップのカット品質の高い小粒石です。

このような環境のなかで、世界で最大のホワイト系の高品質原石の供給組織であるアルロサ が東京へ販売窓口を開設したのです。

アルロサは、ロシア国とサハ国が、共同で、連携して、所有して、経営しているサハ産原石 の生産や販売の組織です。

サハは、ロシアの極東のシベリアにある資源大国ですが、人口は、ひじょうに少ないです。 サハや、その近隣の国の国内には、DNA的に、いまの日本人とイチバン親密な関係にある 人々が住んでいる土地があります。

日本人は、アジア人なんだけど、アジアでは、ただ1つの北国の文化を持っている、と同じ 北国文化の持ち主であるヨーロッパやアメリカの白人たちが言いますよね。

いまの日本の地理的な位置のほかに、もしかしたら、日本民族は、もともと、アジア最北に 何十万年も生活して進化してきた生き物なのかもしれませんね。

たしかに、ケバケバしい原色がハンランすることを好まない日本人の街や建物や服装の色彩 の感覚は他のアジアの国々とは違っていますね。

東京から大阪へ行くと、ビックリされることはありませんか?東京の文化に比べると、大阪 の文化には、東南アジアの文化が濃厚に混じっているように感じられませんか?

あれは、大阪でも、ミナミの真ん中あたりの1部分だけなんでしょうか?大阪でも郊外には 北国がありますし、京都も奈良も北国ですよね。

アルロサのアルとは、ロシア語のダイアモンドという言葉の先端部分です。日本語のダイア です。昔、アルマーズという言葉ではじまる組織がありましたね。

サハダイアモンドという会社はサハにもありまして、ややこしいですが、サハダイアモンド という日本の会社がサハの会社のオーナーです。両社は、実質的に同じような会社である、 と考えて問題ないでしょう。

ですから、日本の会社の経営者はロシア側の組織である、と考えるのが、常識的で、自然で しょう。

とにかく、世界で最有力な原石と研磨石の販売組織の販売窓口が東京都心にできたことは、 日本のダイアモンド業界にとって、大きな意味のある事実です。

相手は川上の世界の最有力組織ですから、積極的に活用したら、利用価値は高いでしょう。 それから、日本の各社が「イイ汗」をかいたら、日本の各社が日ごろから親密な海外の研磨 会社には、ベストな原石のソースになる可能性が「おおいに」ありますよ。

今回の写真はブラッセルのグランプラスです。フランス語のブリュッセルを、オランダ語で ブラッセルと発音するのは、アントワープ住人の習性ですから、お許しください。

ヨーロッパの大きな街の旧市街のセンターにある広場のなかでも、イチバン広場らしい広場 です。イチバン人気のある広場です。

ですから、私の写真のなかにも、たびたび登場します。夜景も美しいですが、暖かい季節の 昼間も、おもしろい広場です。

この広場は、建物も写真写りが良いですが、私には人間がおもしろいです。この広場では、 今回の写真のように、人々は広場の石畳の上で、車座に、座りたくなるんです。

写真の若者たちが、私に何を言っているのだと、想像されますか?「オレタチは、ポケット のなかに、現金を持っていないから、ここに座りこんでるんだぞ!ここが好きだから、座り こんでるんじゃないよ!」そう言っているんです。

軽い冗談なんでしょうけども、私には、毎年、毎年、ここに座りこんでいる若者たちの写真 を撮るのは、おもしろいです。

そして、気温が暖かくなれば、なるほど、人々の気持が解放的になるのか、私の写真には、 撮りやすくなります。

日本の大型連休の最中でしたから、日本人の小さなグループがイッパイきていまして、日本 の連休事情を知らないヨーロッパの連中は、ビックリしていました。

この日、この広場の中や周辺で、ヨーロッパの連中から私に話しかけられた言葉だけでも、 次のような言葉がありました。

「いまの日本は、どうなってるんだ?中国の反日暴動で心配してたけど、日本側には、何も 心配がないんか?」

あの件では、ヨーロッパ側には、日本人の社会が、おおらかに、余裕を持って、賢明にも、 中国側の非礼を無視した、ように見えている感じです。

「ウイ、アー、ヴェリー、ソーリー。中国を侵略して、植民地化して、略奪し、搾取して、 疲弊させ、弱体化させたのは、ヨーロッパ各国だったのに、日本に迷惑かけちゃったな!」

「ブラッセルには中国料理店がイッパイあって、ふだんなら、日本人観光客には人気がある んだけど、さすがに、もう、行く気はしないんだろうね。オレタチだって、もう、行く気は しなくなってるよ!」

ヨーロッパの民衆のなかには、中国が日本の戦争犯罪を非難すれば、するほど、個人レベル でも、痛切に、自分の心に、痛みを感じている人々が、少なくない、感じです。

戦争犯罪の責任を日本人だけに押しつけておいて、対岸の火事みたいに、冷ややかに眺めて いられないところが、ヨーロッパ人の本質なんですね。

けど、ヨーロッパにも重大な責任がある、なんてことは、絶対に言ったら、いけませんね。 そんなこと、考えても、いけませんよ。

日本人の責任は、日本人だけの責任として、真正面から、重く受け止めて、真摯に、誠実に 対応しなければ、いけませんな。

ヨーロッパ側には、変わらぬ友情と信頼と支援に、心から厚く感謝すべきでしょう。いまの 日本人が世界から問われているのは、その責任感と生き方でしょう。

世界や中国や日本の平和と発展のために、日本人に何ができるのか、何をする意思や能力が あるのか、一人一人の日本人が、日々、それを行動で示す必要があるのでしょう。

こんな時、ヨーロッパで、生きていて、いつも思うことなんですが、明治以来、ヨーロッパ で生きてきた多数の日本人の先輩たちの努力は、じつに「ありがたい」ですね。

いまの私たちが、ここで、これほどまでに、平和に、安全に、幸せに生きていられるのは、 どれほど多くの先輩たちが、どれだけの日々、どれだけ多大の努力を積み重ねてくれた結果 なんでしょうか?

平和も友好も信頼も敬愛も、1日や1年や10年で、得られるものでも、失われるものでも ありません。だからこそ、いまの私たち一人一人の日本人が、いまの1日1日を、ベストを つくして、セイイッパイニ、誠実に、幸せに、その幸せを他人に分配しながら、生きていく 必要があるんでしょう。

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