![]()
それが9月20日すぎに行った時に、たまたま、余裕ができまして、一人で旧市街を歩いて いましたら、ノートルダム教会からカリオンの合奏の音楽が聞こえてきて、なつかしくて、 なつかしくて、しばらく、ノートルダムのなかや、近くで、時間をすごしました。 ノートルダム教会に近い旧市街に、アントワープのハートと讃えられるフライケンスハング (vlaaikensgang)という=アントワープ旧市街でイチバン小さな小道が通っている歴史的な 居住区があります。 そこのアパートのなかで、私は十数年もの歳月をすごしました。あのフライケンスハングの 歳月!それは私の人生のなかでは最も楽しい時間でした。 仕事の面では、いまの仕事のほうが、自分の好きな仕事ばかりやっていますし、いまの時代 のほうがITが進化していて、楽しくて、快適ですが、フライケンスハングの生活は、生活 の面では、じつに、楽しかったです。 あの時代は、いまみたいに燃費の高い時代ではなくて、クルマも、ベンツの最新型をAMG で改造した高性能の高速車を運転していたのですが、それでも、週末でも、アントワープの 旧市街を離れたことは、めったに、なかったです。 あれは、きっと、私のココロとカラダが、アントワープ旧市街の文化にとけこんでいって、 ほとんど、一体化していたいた時間でした。 ヨーロッパの旧市街を代表するほどの美味しい街でしたからね。毎日、毎週、よく飲んで、 よく食べていましたっけ。 しかも、美術の街、ファッションの街でしたからね。さまざまな新旧の作品や作家と親しく なっていって、それは、それは、楽しかったです。 旧市街のサイズが、歩いて楽しむ生活には、適当なサイズで、1つのセンターに、何もかも が集中していて、その点でも、恵まれていました。東京やパリなら、あんなには、つねに、 何もかもを、なじみのミンナと一緒に、同時には、楽しめなかったでしょうね。 アントワープのノートルダム教会のカリオンの演奏はヨーロッパでもベストです。じつは、 アントワープのノートルダム教会のカリオンの演奏に親しくなった後で、ヨーロッパの各地 のカリオンになじんで、その事実に気がつきました。 アントワープの北にメヘラン(mechelen)という街がありまして、そこにも古い大教会がある のですが、その教会にヨーロッパで最古でベストのカリオン演奏の学校があるのです。 ですから、ブルージュでも、ゲントでも、フランダースの街の教会のカリオンの音楽演奏に なじんだ耳には、全ヨーロッパのどの街の教会のカリオンの演奏もモノたりないのですが、 そのフランダースの街のなかでも、アントワープのカリオンはベストのベストです。 中村八大さんと言えば、「上を向いて歩こう」や「今日は赤ちゃん」などで超有名な作曲家 ですが、私には、6年先輩の日本人で、最高のジャズ・ピアニストでした。 その八大さんが亡くなられる直前の数年間、フランダースと私を愛好してくださいまして、 上記の私が運転したベンツで、フランダースのクルマの旅を、何度か、楽しまれました。 その八大さんも、アントワープのカリオンには、これはスゴイな!と言って感心しておられ ましたよ。 写真はフライケンスハングの自宅を出た瞬間に見えるノートルダムの塔です。冬の霧の深い 日の朝には、まだ、真っ暗な夜明け前の闇のなかに、真下からのライト・アップの強い光を あびて、塔の全身が真っ赤に燃えたように、いつも、私の目前に、立っていました。 朝型の人間である私は、朝のスタートが早いですから、毎朝、出社する際に、その真っ赤に 燃えるノートルダムに、ゆっくりアイサツしてから、徒歩で、出勤の道を急ぎました。 次はノートルダム教会の内部のマリア像です。あのルーベンスの作品です。 http://www.shapefree.com/newjpg/P1016569.jpg
次も教会内のルーベンスです。 教会の奥の祭壇の右側の壁にあるルーベンス最高の傑作と讃えられている作品の1部分です。 今回はマリアさんの顔をねらいました。 上の絵はマリアさん中心の絵ですから。祭壇の中央の最奥の壁の真ん中の大きな絵です。絵 の題材的には、上の絵の格式がトップなのでしょう。 ルーベンスは、生前の若かった時代から、ヨーロッパの王侯貴族社会で名声を確立した画家 ですし、肖像画の名手でしたから、王様たちからの注文も多くて、作品数、特に大作の作品 の数の非常に多い作家ですが、この絵が最高傑作と讃えられています。 例の「小説」フランダースの犬の主人公が憧れていた教会内の「名画」です。
次も同じ絵の1部分です。 じつは、上の絵は、この絵の左側の端の1部分でして、この絵が有名な最高傑作の中心部分 です。この絵なら、見覚えのある方々も多いでしょう。 前々回の9月10日分のこのサイトに、日本女性の新人の「サチさん」をご紹介しました。 サチさんは敬虔なキリスト教徒でした。 サチさんは、前回のサイトのメッスのサンテチエンヌ大聖堂へ入りたい、と日本出発前から 言っておられましたので、大聖堂をご案内しました。 大聖堂の話では、私はマルク・シャガールの「地上の楽園図」のステンドグラスの話ばかり してきましたが、その地上の楽園図の写真を撮るときに、私の背中を、マリアさんのお顔へ くっつけるほどの距離にする必要がありまして、毎回、気高く、美しく、可愛い、大聖堂内 のマリアさんの木彫りの彫刻像には、失礼してきましたから、気になっていました。 そして、大聖堂内で、サチさんから、マリアさんのことを、いろいろと教えていただきまし たので、この日は、マリアさんのお顔を撮りたくなっていました。 この絵のマリアさんのお顔は、フランダースの典型的な女性の顔です。このような顔の女性 を何人も、アントワープ人生のなかで私は見てきました。さすが、天才ルーベンスですね。
次はダイアモンド原石です。 私のダイアモンドの仕事場のあるアントワープの写真ですからね。今後は、ダイアモンドの 仕事も、大いに進化させ、発展させたい、と念願しています。その強い思いもこめまして、 ジンバブエのムロバという新しく大規模で高品質な原石鉱山からの原石の写真です。 リオティントの原石鉱山です。リオティントと言いますと、オーストラリアとカナダを連想 される方々がおおいかもしれませんが、リオティントはロンドンに本社を置いて、ケニアの ナイロビにアフリカの本部を置くイギリス系の大鉱山会社ですから。南部アフリカ3国以外 のアフリカには強い会社です。 デビアスは、名前のとおり、オランダ系の会社です。南部アフリカ3国だけを庭にしている 会社です。いまの日本国内には誤解があります。 私は、決して、デビアスよりも、リオティントのほうが、ベターなダイアモンド原石の鉱山 会社である、と言っているわけではありません。 リオティントのほうが、鉱区面積の巨大な総合的な大鉱山会社である、という経営実績数値 を語っているだけです。デビアス・ブランドのオーナーであるアングロアメリカンよりも、 はるかに大規模な経営実績を持っている会社です。 イギリス+オーストラリア+カナダとオランダを比較したくらいの「経営実績規模の違い」 がある事実を語っているにすぎません。それが世界の常識です。 私は財務諸表は「読める」人間ですから、1970年代も1980年代も、デビアスの経営 実績上の問題点は指摘してきました。けど、あの時代の日本の方々には、デビアスへの信仰 が絶対的に厚かったですから、無視されました。実績数値だったんですけどね。 ダイアモンド屋としては、旧・ソ連生まれで、南アフリカ育ちである私は、南アフリカには 強いです。ふつうの日本の方々とは、その強さは違いますよ。 残念ながら、南アフリカの黒人政府や国民感情との関係では、デビアスは、さまざまに困難 な問題をかかえています。今後、その困難は表面化しない、とは言えません。 しかも、鉱山会社の経営上でも、経営の採算面で、さまざまに困難な問題をかかえてます。 残念ながら、その前途には、厳しい問題が山積しています。 だから、リオティントのほうがベターである、と言っているわけではないんですよ。目前の 現実を、良識を持って、責任を持って、ありのままに、見てほしい、考えてくださいよ、と 言っているだけなんですよ。 この写真の原石を「キズが大きいな」などと言って、見ないでください。ポイントは結晶の 構造の品質です。 南アフリカ産の原石のようなスバラシイ結晶構造なんです。南アフリカ3国産の原石では、 カラーとサイズの品質は、鉱山の位置が北へ進むほど、ベターになります。 一般に、南アフリカの国内産の原石は、サイズが小さくて、カラーも黄色いです。Fアップ のカラーの原石はゼロに近い数ほどしか産出しません。 幸いに、北となりのボツワナの原石は、平均サイズも大きく、カラーもGHの比率が高く、 大幅にベターでした。 そのなかの最大の鉱山であるジョワネング鉱山の操業が1980年代の初めからスタートし まして、デビアス系ではダイアモンドの史上で最大で最高の原石鉱山として、1980年代 以降のダイアモンドの供給をささえてきました。 GHカラーが大量に産出しましたので、その時以降、Gカラーのグレードがジョワネングの 鉱山の品質にあわせて、少しさがって、それ以前のGHカラーへ変わった、と言われたほど の画期的な大鉱山でした。 そのボツワナの原石には結晶構造に不満がありました。キューブと呼ばれる特殊な結晶構造 の原石ですから、南アフリカ産の原石のように、特別に高品質なカットには、カットを実行 しにくかったです。 ジンバブエはボツワナの北側に位置する国ですから、ボツワナ以上の高品質な鉱山の誕生が 期待されていましたが、じっさいに、スゴイ品質の大規模鉱山が誕生しました。 リオティントには長年の庭のなかの鉱区したから、ずーっと以前から、そこに大規模な原石 の鉱山が眠っていた事実は分かっていたのでしょうね。 当然、原石の鉱山への巨額な投資を決定するの前の段階では、原石のサンプルの採集も実行 していたでしょうから、ずーっと前から、原石の品質も正確に知っていたのでしょうね。
次も原石の写真です。 やはり、リオティントの鉱山の原石でして、カナダのダイアヴィック鉱山からの原石です。 カナダのイエロー・ナイフの空港から観光コースも開発されていますので、日本からでは、 イチバン訪問が安全で安価で短時間でラクで快適な原石の大鉱山でしょう。 極北の氷河のなかで、スゴク寒いですが、現地で完全な防寒衣服も貸与されますので、日本 の夏の暑さの厳しい季節の旅先としては、最高かもしれませんよ。 カナダには、ほかにも原石鉱山がありますが、ダントツに、最大規模で、最高品質の大鉱山 です。ロシア極東と地質が酷似していますから、原石の品質も似ています。 DカラーよりもベターなCカラーが大量にふくまれています。もちろん、Fアップのカラー なら、幾らでも出てくる鉱山です。いまのところ、世界でベストな品質の大鉱山です。 リオティントの場合、アーガイル、ムロバ、ダイアヴィックなどと、現地の地名を原石鉱山 の名前に使っています。 バカでかい総合的な鉱山会社ですから、ダイアモンドの原石鉱山は、リオティントの組織内 や事業内では、ごくごく小さな1部分ですので、リオティントは、オーナーではあっても、 鉱山会社の経営は、地元の別な組織がやっています。 ふつうは、自社が所有する自社の子会社が、鉱山会社の株式の過半数を所有した上で、地元 の民間資本と共同経営で、原石の鉱山会社を経営しています。 デビアスの場合は、南部アフリカ3国には、地元が未開で、地元には地元の産業資本が存在 しなかったせいでしょうね?現地の国の政府と共同出資した組織をくつって、現地政府との 折半の共同経営で、原石鉱山会社を経営しています。その結果のプラスもマイナスもあるの でしょうが、デビアスには経営の主体性を発揮しにくいマイナスが、今後は心配です。 私個人としましては、アクセサリーの進化が加速していく時代の中で、ダイアモンドの取扱 には、もっと、もっと、本格的に強くなって、取扱品質の私のオリジナリティーを確立して いきたいと考えています。ひじょうに、むずかしい仕事ですが、もちろん、できますから、 やります。ご期待ください。
|