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日本ばかりではなくて、ヨーロッパでもアメリカでも、世界中の経済的に文化的に進化した ホントウにホンモノの先進国では売れなくなりました。 インドでは売れています。そして、その売上は、どんどん、伸びています。さらに、アラブ やロシアなど巨額のオイル・マネーが集積する国々でも伸びています。 世界中の先進国で、売れなくなっているのは、不景気のせいじゃないですよ。不景気だから ジュエリーが売れなくなっているのじゃなくて、景気と無関係に「ジュエリーがジュエリー だから」売れなくなっているのです。 もう、ジュエリーは売れないのです。「今までのままのジュエリーじゃ売れない」のです。 「今までのままのお店じゃ売れない」のです。 両方とも、エンド・ユーザーに嫌われているからです。きっと、エンド・ユーザーの気持に なったら、両方とも、見るのも嫌なんでしょうね。 固くて、重くて、古くさくて、時代おくれの文化で、値段ばっかり高くて、身につけたら、 バカに見えるから、身につけるのが、恥ずかしいのでしょう。 私個人でも、最近の数年間は、上下そろいのダークな背広は、買ったことがないです。黒い 革靴も買ったことないです。そのような店には入ったこともなかったです。 たぶん、ベンツのSやBMWの7シリーズの新車をプレゼントされたら、逃げ出したくなる と思います。ロールスロイスなら、話の段階で、考えもしないで、即座に、無条件で、断る でしょう。きっと、そんな感じなんでしょうね。 世の中が進化してしまっていて、今までのままのジュエリーなら、「使い道がない」上に、 ヒドク時代後れの文化ですから、持つことは「恥」なんですね。 演歌や御詠歌の嫌いな若者に、それらを押し売りしたって、嫌がられるだけなんでしょう。 10年前なら、断るのもメンドウだから、イヤイヤ買ってくれたかもしれないですけども、 もう、ダメなんでしょうね。 もっと、前の時代に、売れにくくなっていた時に、対応すべきだったのに、強引に押し売り しつづけてきましたから、とうとう、まったく売れなくなったんですね。 その上に、アクセサリーの進化が加速しています。ますます、美しくなって、その割には、 値段も安くなって、アクセサリー会社の売り方も、上手になっています。 もちろん、アクセサリーには、その長所の裏側に弱点や欠陥もありますから、スゴイ強敵で はあっても、勝てない相手じゃありません。 アクセサリー会社は、大手のジュエリー会社に比べたら、はるかに強大で有力で有能な会社 ですから、タイヘンな相手です。 けど、量産・量販型の製品ですので、すぐに流行りますけど、すぐに供給が過剰になって、 すぐに厭きられてしまう商品です。 先進国の市場のなかには、アクセサリー文化を卒業していて、アクセサリーを着用すること を嫌うエンド・ユーザーは少なくありません。 いまも、未来も、永遠に、ジュエリーは必要な商品なんです。けど、それは、今までのまま のジュエリーじゃありません。ホントウに、ホンモノのジュエリーです。 それは、ホントウに、ホンモノの宝石デザイナーや彫金デザイナーが自分のハンドメイドで 創ったオリジナリティーの高い「作品」です。 量産・量販型の製品じゃ、品質面でも、値段面でも、いま、進化のスピードを加速している アクセサリーには勝てないです。 日本の大手のアクセサリー会社も、国際競争力の面では、世界の最強とは言えませんから、 これからは、しだい、しだいに、敗者の道をたどることになるのでしょう。 それから、アジアの低賃金の諸国も、ファッショナブルな商品で、しかも、ハイテクの高度 な技術と大型の機械で量産する製品である=アクセサリーの場合には、国際的な競争力は、 「ファッションがなく、テマヒマだけの手作業の割合の多かった古い従来型のジュエリー」 ほどには、強くはないでしょう。 とにかく、進化のスピードをアップしつつあるヨーロッパの有力なアクセサリー会社の場合 には、その市場は最初から全世界ですからね、設備投資の金額が大規模です。 日本のジュエリー会社にも、アクセサリー会社にも、ファッションの面でも、貴金属加工の コストや品質の面でも、太刀打ちできないでしょう。 石どめだって、高性能なハイテクの大型機械でやられたら、はるかに、とうてい、絶対に、 勝てないですよ。 日本のジュエリー会社には、お得意の宝石を使う「奥の手」がありますが、いま、合成宝石 の進化のスピードが加速していますので、今ままでのようには、いかないでしょう。 宝石の石屋の私でも、ズーット前から、ファセットをカットしてある「古い業界型の従来型 の全ての宝石」を開発する仕事から、離れつつありましたけど、合成宝石の会社にはコピー は不可能な「ジュエリーとしての宝石」を創るための準備を加速したかったからです。 最近のイーダルで、パラエバ・トルマリンの大粒石を見ました。カラーは薄かったですが、 ビックリするほどのサイズの大粒石で、明るい美しいカラーでした。 これなら、めずらしいウチは、従来型のカットでも、売れるかな、と思いましたが、合成の 宝石でも、アクセサリーの素材としてなら、もっと美しさのベターな石は、大量に、安価に 生産できますね。 とにかく、古い業界型の従来型の宝石なら、どんな宝石でも、ありとあらゆる宝石が安価に 大量に、もっとベターな品質で、量産できます。 もちろん、「アクセサリーの素材として」ですが、今までのままのジュエリーなら、宝石と 貴金属を素材に使ってあるだけで、かんじんのアート品質では、アクセサリーよりもレベル の低い商品ですから、先進国の市場では勝てませんね。 今回のトップの写真はモーゼル河畔のブドウ畑の黄葉です。10月に撮った写真です。11 月に入りますと、落葉がはじまります。 写真のなかに道と橋が見えますね。あの道を通って、あの橋を渡って、写真の左上に見える 緑の高原のなかを通る高速道路を通過して、私はアントワープヘ通っています。 橋を渡って、高速道路へ出たら、アントワープまでは2時間ぐらいなんですが、高速道路へ 出るまでの時間が1時間近くも、かかります。 それが、時間的には、いまの私のイーダル暮らしの最大の悩みです。けど、アントワープへ の往路の朝に、こんな写真が撮れる喜びもあります。 今年は、夏に雨が少なかったですから、量的には、ブドウの不作の年です。幸いに、品質面 では、味が濃くて、品質の良いワインができそうです。ですから、2005年産ワインは、 すぐに、売切れてしまう恐れがあります。 来年の秋には発売が開始されますので、できれば、できるだけ早い時期に、必要な数だけは 確保しておく必要がありますね。
次は宝石デザイナーの作品です。ウデは、アート品質の面でも、彫刻技術の面でも、世界で
もベストのレベルの若い女性の作家です。 売れても、売れなくても、このクラスの作品を取り扱わないと、いけませんね。作品の品質 が高いと、売れないケースがあります。 けど、積極的に取り扱って、売らないと、いけません。品質面で良い作品を売らないから、 ジュエリーそのものが、全体として、売れなくなったのですよ。 素材は、イーダルの山のなかで、ふつうに拾える水晶系の石です。素材のコストは、かなり 安いです。けど、じゅうぶんに、美しくて、新鮮な美しさがありますね。造形がスバラシイ ですね。 一つ一つの石の美しさの違いを、ミゴトに活かしきっていますね。ドイツの宝石デザインの レベルの高さを証明する作品です。 じつは、昨年の作品です。レベルの高い作品のケースでは、2〜3年前ぐらいの古い作品の ほうが、いまの日本では、売りやすいケースがありますので、わざと、昨年の作品をご紹介 しました。 昨年のドイツのジュエリーのコンテストで、イーダルの地元の素材をミゴトに活かしきった 面も高く評価されて、特別賞を受賞した作品です。
次も、同じ作家の作品です。これが、モダンな=いまの日常生活で、毎日、着用することを
楽しみながら、着用できるジュエリーです。毎日、使えるジュエリーです。 素材のコストは安いです。けど、アート品質と加工の品質は、いまの世界のトップ・クラス です。アートはもちろんですが、宝石彫刻のテクニックもスゴイですね。 宝石デザイナーたちは、全員が6年制の高等専門学校では、貴金属の彫金のデザインも勉強 していますから、必要に応じて、彫金もやります。もちろん、宝石の部分だけも買えます。 2枚目の写真はリングとブローチです。リングの丸い石も大きな穴をくりぬいてあります。 宝石に穴を開けさせたら、ダントツに世界一の作家です。
次はモーゼル川の上流の黄葉と紅葉です。モーゼルはトリーアの上流ではルクセンブルグと
ドイツの国境になっています。河岸には両国ともに良い道が通っています。ルクセンブルグ
国内の河岸の道から撮ったドイツ側のブドウ畑です。 今年の3月1日公開分のサイトでは、ミュンヘンのジュエリー・フェアのインフォルゲンタ をご紹介しました。 その際に、小林アオイさんという日本人女性デザイナーさんをご紹介しました。ヨーロッパ のフェアへ初めて出展されたにもかかわらず、ダイタンにも、かなり大きなサイズの個店を 出展されました。 その勇気と自信と積極性に敬意を表しまして、私も彼女の個店で、長い時間をすごしました ので、親しくなりました。 その彼女が10月中旬にイーダルへ来られたのです。彼女のオリジナルなジュエリー素材を 開発されていて、それを宝石デザイナーへ発注するのが目的でした。 上記の宝石デザイナーのように、品質のレベルは高いけども、まだ、いまの日本では、特に 古い業界型の従来型の店のままの店では、売れないかもしれない作品の作家もいますけど、 たほうには、もっと、素朴で、シンプルな作風の作家もおおいですから、私はアオイさんの アイディアには、大賛成で、私なりに、積極的にアオイさん用のデザイナーの発掘には協力 させていただきました。 アオイさんのオリジナルの新宝石は、さすがに、日本人デザイナーのアイディアですから、 完成したら、スバラシイ「新ジュエリーの素材」になる、に違いないです。 ダイアモンドに換算したら、5カラットのラウンドぐらいのサイズの球形の石なんですが、 ひじょうに素朴でシンプルでモダンながらも、純・日本文化の高度な作品です。 素材の宝石の原石のコストの安い=さまざまなカラーの素材をアオイさん自身が選ばれて、 発注されていましたから、きわめて、優れたモダンで純日本文化のジュエリー素材が、近い うちに誕生するでしょう。ご期待ください。 アオイさんは、ドイツ人の好青年と結婚されていまして、彼女はドイツ語が、彼は日本語が 達者ですから、イーダルのデザイナーたちは、ビックリしていました。 もちろん、アオイさんご夫妻はドイツにはくわしいですから、ホテルは、彼の長年の仕事先 に近いドイツとルクセンブルグの国境の=上流のモーゼル川の河畔のワイン農家が経営する 値段がウーンと安くて、スバラシク楽しいホテルへ泊まられました。 そこで、彼のドイツ人のお母さんも一緒に、数日間の楽しい時間をすごされて、日本へ帰ら れましたので、アオイさんの楽しい思い出の源泉になるように、アオイさんが帰られた後の 黄葉と紅葉の最盛期に、その近くのモーゼル河畔へ写真を撮りに行ってきました。 このあたりのモーゼル川の河畔には、この写真に見られるような地形の岩場がおおいです。 ルクセンブルグの街の旧市街のセンターにもモーゼル川の支流が流れていますが、そこにも 岩場がおおくて、その地形が、ウマーク、有名な「ヨーロッパでイチバン美しい」テラスの 形成に活用されています。
http://www.shapefree.com/newjpg/P1017996.jpg 観光客のおおい道ですので、ワインの生産農家たちは、河岸の道ぞいに、ワインの醸造工場 や貯蔵場を兼ねた大きな自宅を建てて住んでいて、そこで、ワインを観光客たちに試飲して もらって、販売しているケースがおおいです。 秋はワインを買いに来る観光客の多い季節ですから、その時期に、真っ赤に紅葉して観光客 の目を奪うツタ紅葉を、入口の門に近い場所へ植えた作戦は、ミゴトですね。 ルクセンブルグのシャンペンは、かなり美味くて、その割りには値段がウーンと安いです。 アントワープはワイン産地ではありませんので、アントワープの連中は、あんまり、日常的 にワインを愛用していないで、たまに飲んでも飲む量も少ないせいもあって、シャンペンを 平気で飲んでいます。 けど、ドイツでも、フランスでも、イタリアでも、ヨーロッパのワイン生産国のどこでも、 フランスのシャンパーニュで生産されたシャンペンは、ふつうは、飲まないです。 フランス国内にも、たとえば、ブルゴーニュやアルザスには、シャンペンとは言わない同じ ワインがありますし、もちろん、イタリアにもドイツにも大量にあります。 ルクセンブルグなら、その同じワインは、1本が10ユーロ以下で買えます。ガイドブック がありまして、長年の信用のある有名プロが実行した味の点数評価も書かれていますから、 その気になって、おカネを出したら、フランスのシャンペンよりも美味い(=ワイン専門家 たちの評価の点数の高い)発泡ワインも買えます。 とにかく、シャンペンは、値段が法外に高くて、ヨーロッパ国内では、ふつうのワイン好き は飲まないです。バカらしくて、飲めないのが、ふつうです。 たしかに、ブドウ農家がつくらないで、ビンヅメの専門の会社が、驚くほど大量にビンヅメ している飲み物ですからね、「アワだけは」元気よく、グラスを登ってきますけど、ワイン の大切なイノチである=ワインとしての味には、スゴク問題のおおいワインです。 日本人も、アメリカ人も、イギリス人も、アジア諸国の人たちも、シャンペンの「秘密」を 知らないから、平気で、飲めるんでしょうけども、知ってしまったら、飲めないですよ。 たしかに、シャンペンは、ビンヅメの専門会社の製品ですからね、アワの元気は良いです。 アワがイノチの飲み物です。ですから、パーティー向きなんでしょう。 あるいは、バー向きですかね?けど、静かに、しみじみ味わいながら飲めるワインじゃない ですね。「下品なバカさわぎの」お祭り専用の=ワインとは別な飲み物でしょう。 ジュエリーなのに、ジュエリーとは別な方向へ進化してしまって、ジュエリーとはちがった 商品になってしまった「量販志向の金もうけ専門会社の宝石貴金属製品=値段だけが法外に 高くて{使い道のない}製品」 炭酸入りのワインなのに、ワインとは別な方向へ進化してしまって、ブドウ農家でなくて、 「年間で、ウン百万本以上のビンヅメをする量産量販ビンヅメ専門会社の工場製品になって しまっていて{ワイン好きには嫌われている}腐敗し堕落した接待専用の飲み物=法外に、 高価だから、その高価さが接待用には必要で、売れているアワの製品=美味いワインなら、 量産は不可能だけど、高品質なアワの製品だから、量産が可能になった量産製品」 何だか似ていませんか?もしかしたら、あの20世紀型の拝金思想の同じ文化から生まれた のでしょうかね? |