「アゲートの夢=地球上でイチバン美しい宝石が語る夢」

今回の写真はミュンヘンのミネラル・フェアの写真です。「アゲートの夢」というコーナー がありまして、私にはスゴク楽しい空間でしてた。

そして、見ているうちに、どんどん、私が「はまってしまった」ものですから、その写真を お見せしましょう。

今回の写真のトップの写真は、アゲートの石のなかに神さまがハンドメイドで創られた作品 である=天然インクルージョンで描かれた「ふくろう」です。

それにしても、美しい作品ですね。さすが、神さまの作品ですね。メノウこそ「地球上では イチバン美しい宝石たちである」と語る方々がおおいですが、納得ですね。

ヨーロッパにはミネラルのフェアがおおいです。イタリア、フランス、ドイツ、アチコチで 「さまざまに楽しいフェア」が開かれています。

このサイトでも、今年7月20日公開分で、ご案内しましたフランスのアルザスのミネラル のフェアのように、歴史の古い「じつに楽しい」フェアが多々あります。

ミュンヘンのミネラルのフェアは、ヨーロッパのミネラルのフェアとしては、規模も内容も ベストに近いフェアです。有名な2月のジュエリーのフェアのインホルゲンタと同じ会場で 開かれますが、規模は「はるかに」小さくて、今年はA4とA5とA6の3つの棟を使った だけのフェアでした。

会場の入口も、地下鉄駅のインホルゲンタの駅の1つ先の駅です。U2とU7のメッセ西駅 の先の終点のメッセ「東」駅です。

ヨーロッパ最大規模のジュエリーのフェアであるインホルゲンタに比べたら、2割ぐらいの 小さな規模ですが、それでも3つの棟を使っていましたから、ミネラルのフェアとしては、 大きいです。

出展者も、来場者も数が増えつつあって、内容的にも充実しつつありますから、盛り上がり つつある実感がありました。

最近では、世界的に、ジュエリーが売れなくなっていて、ヨーロッパでも、各地で、フェア での売上高が減りつつありますから、これからは、いま、元気が良く伸びつつあるミネラル のフェアのほうが、新鮮で前向きの情報的な刺激は強いかもしれませんね。

ジュエリーのフェアの場合には、世界的に、組織上の問題があります。各地の大規模フェア では、主催者がフェア専門のフェア業者になっていまして、その主催者の「私企業としての 利益追求が優先されて」しまっていて、フェアの「イノチ」が死んでしまっています。

目的も個性も主張も情熱も夢もない=ただ、主催者の利益追求だけが目的と手段のフェアに 成り下ってしまっています。当然、やがて、消えてゆく運命にあります。

その点では、ミネラルのフェアのほうが、まだ、まだ、ホンライのフェアのあるべき姿や、 イノチの源泉を「頑固に」残しています。

主催者側の人物や能力しだいですが、いささか、ローカルであったり、古くさくあったり、 さまざまな弱点があっても、主催者は、確固とした信念と目的と情熱と夢を持って、来場者 のために、出展者のために、純粋に、フェアを開催して、運営しています。

フェアにはイノチがあって、そのイノチが活き活きと生きています。会場には人間の熱気が あります。誰もが、自分の身のタケのサイズ以上の大きな大きな夢を持っていて、その夢を ホンキで実現するために、会場へ来ています。

また、また、イヌイ流の独断的な私見ですが(=このイヌイ珍説は、数年間程度の早トチリ はありますが、過去の実績では、実現する精度は、きわめて高いですよ)いま、ジュエリー の「素材革命」が実際に具体的に成立しつつあるのではないでしょうか?

市場が求めているのは、ホントウに、ホンモノのジュエリーなんです。ホントウにホンモノ のプロの宝石デザイナーや貴金属デザイナーが「創った」作品なんです。

宝石や貴金属を素材に使った量産製品ではないんです。市場が求めているものはホントウに ホンモノのジュエリーなんです。

ところが、じっさいに販売されているジュエリーもどきのモノは、ジュエリー販売会社が、 自社の私的な利益を効率よく追求する目的を実現するために、ジュエリーから退化させた= 宝石と貴金属を素材に使った「アクセサリー」だったのです。

アクセサリーとしての美しさの品質では、アクセサリー会社が販売しているアクセサリーに 比べたら、はるかに品質が劣っていて、しかも、値段だけは法外に高い製品です。

宝石や貴金属は「ジュエリー素材としては」もう、売れないです。タカラモノ価値が法外に 高くなりすぎているからです。タカラモノ価値とは源流のプロたちの市場相場ですからね、 源流の需要と供給の関係で変動します。

いま、そして、近い将来、源流の投機のプロたちの世界では、モノスゴク大量の手元現金が あまっていますから、源流の市場相場は、そう簡単には、値下がりしません。

その高騰した源流の市場相場がコストの中の大部分である=タカラモノ価値はジュエリーの 小売現場では、さらに、きわめて高率の流通コストが加算されますので、法外に高すぎて、 売れないです。

スゴク高騰してしまった源流の市場相場×ウン倍の小売現場の値段では、まともなエンド・ ユーザー=若い人たちや働いている人たちには、売れるわけがないです。

まだ、タカラモノ価値の相場が安かった昔の時代には、ジュエリーとはエンド・ユーザーに とっても、美しさの使用価値であると同時に、まさかの時に役立つ=「所有価値」でもあり ましたけど、もう、そんな時代ではないです。

タカラモノ価値が高くなりすぎました。たほうでは、世界のホンモノの先進国では、まさか の時への備え方が「ウーンと」進化しました。

ですから、世界の先進国では、ジュエリーの価値とは使用価値だけなんです。その使用価値 に見合った素材のコストである必要があります。

さらに、ジュエリー文化の起源であり源流であるヨーロッパでは、6年制の高等専門学校を 卒業した宝石デザイナーや彫金デザイナーが、続々と誕生しつつあります。

彼らや彼女らは、世界1流のアーティストであり工芸作家ですが、同時に、豊かな人間的な 資質や「良識」の持ち主です。

学校の教育もあって、このデザイナーたちは、法外に値段が高くなっている宝石や貴金属を ジュエリー素材に使うことを好まない傾向があります。

古い従来型の業界型の文化のなかだけで育ってきた職人たちとは違った人類です。業界内の 古い常識を超えて、世界の市場に生きている人間を、冷静に、暖かく、前向きに、観察する ことができる健全な良識人たちです。

デザイナーたちは、コストが適正に安くて、ジュエリーとしての使用価値の高い素材を広い 地球全体の中から、自由に、慎重に、科学的に、積極的に、求めたのです。

デザイナーたちには、高度な良識も、高い情報収集能力もあります。インターネット社会も 進化しつつあります。

このデザイナーたちの誕生と成長のプロセスが、ジュエリーの素材革命の原点にあります。 そして、エンド・ユーザーの中やジュエリー業界の中で、早く速く進化した人たちが、その 素材革命を積極的に支持してきたのです。

いまのミネラルには、まだ、源流の世界に市場相場がありません。ですから、源流の多数の プロたちの巨額な投機資金が流入して、市場相場が高騰する心配は、まだ、ありません。

デザイナーたちには、ミネラルは宝石と同じように使用価値の高い美しいジュエリーの素材 なんです。コストが安いですから、自由に自在に取り扱えるメリットも大きいです。

しかも、その美しさが新鮮で、新しい発見や創造も、まだ、まだ、じゅうぶんに可能です。 モノスゴク広大で豊かな未開の大地です。

古い従来型の業界の会社や職人さんたちには、過去の常識の外の素材ですから、取扱が至難 なんですが、ぎゃくに、その常識の壁を乗り越えられる方々には、いま、大きなチャンスが 到来しつつあります。

まさに、ピンチのウラにチャンスあり、です。ピンチが大きければ大きいほど、チャンスも 大きくなります。

とにかく、「今までのままのジュエリーでは」、「今までのままの売り方や、お店では」、 もう、ジュエリーは売れないです。

改革が必要です。革命が必要です。そして、ヨーロッパでは、アクセサリーの品質や加工の 技術や機械設備の進化が大幅にスピード・アップしました。

さらに、私の身辺では、モダンなデザイン革命と、その実現のために必要なジュエリー素材 の宝石や貴金属の素材革命が起こりました。

人間は、改革や革命を繰り返しながら、進化して、生き残ってきた生き物です。第二次大戦 の後の「タカラモノ価値が売れた市場」や「宝石学が普及して、宝石学が善であった市場」 に適応したジュエリー文化を、自分自身が進化して、超えなければ、私たちの21世紀は、 始まりません。

ミュンヘンのミネラルフェアの問い合わせ先は下記です。
http://www.mineralientage.de

今回は、たまたま、初めに、具象形のメノウの天然の模様をお見せしましたので、神さまの 作品である具象形の天然のデザインを、連続してお見せしましょう。

今回のトップの写真のアゲートが今年のミュンヘンのミネラルのフェアのポスターなどにも 使われていました。きっと、今年のミュンヘンの「大スター」だったのでしょう。

http://www.shapefree.com/newjpg/P1018846.jpg
これも白鳥に見えますね?

http://www.shapefree.com/newjpg/P1018954.jpg
鶴だと書いてありますけど、ツルに見えますか?

http://www.shapefree.com/newjpg/P1018964.jpg
三つ葉のクローバーです。

http://www.shapefree.com/newjpg/P1018973.jpg
これは、かなり、強引な連想ですね。けど、大いに愉快ですね。

何だか、私も、アゲートのコレクターの仲間入りをしたくなりましたよ。さぞ、愉快な連中 なんでしょうね。きっと、宝石屋の「カガミ」みたいな連中なんでしょうね。

宝石屋なら、ホントウに宝石屋らしく、こういう生き方をしないといけないんでしょうね。 もちろん、「しないといけない」なんて下品な言葉を使ったら、自由人の彼らは、絶対に、 仲間へは入れてくれないでしょうけどもね。

http://www.shapefree.com/newjpg/P1018844.jpg
これは平凡な石です。何となく、気分転換用です。まあ、美しい天然美を持っている石たち ではありますけども。

宝石のプロとして、私たちには、できる仕事が、イッパイある、けど、じっさいには、何も やっていない、何もできていない、そんなことを、しきりに思いながら、フェア会場を歩い ていました。

宝石は広大なミネラルの世界のなかのゴクゴク小さな1部分ですからね。宝石と貴金属では なくて、ジュエリーの素材を「ミネラルとメタル」に進化させたいですね。

デビアスのグループはダイアモンドと貴金属と南部アフリカの3国の専門鉱山会社ですが、 リオティントは、自らをメタルとミネラルの鉱山会社と名のっている=総合的で全世界的な 総合鉱山会社です。何だか、両社の時代性の違いを感じますね。

このままじゃ、死ねない、このままじゃ、死にたくない、まだ、何もやっていないじゃない のか、何もできていないのじゃないのか、そう思いながら、会場内を歩いていました。

たった、1回しかない、短い人生なんだから、もっと、もっと、思いっきり人生を生きて、 思いっきりやりたいことをやって、思いっきり楽しんでから、死にたい、もっと、もっと、 自由に、積極的に、大好きな宝石と取り組みたい、そう思って、歩いていました。

ダイアモンドの原石に、例年、スバラシイ展示物がありますので、大いに期待して、探して いたのですが、やっぱり、ありました。

どうやら、値段の安いダイアモンドの原石を「ジュエリー素材」に活かしているメンバーは 世界の特定の少数の会社や人物のようです。

そして、年々、じょじょに、じょじょに、進化しつつあります。コッチでも、相手を知って いますけども、アッチでも、コッチを知っているようです。

アッチが、どんどん進化しつつあるんだから、コッチには、アッチには、できないことが、 イッパイ、できるんだから、ここらで、やらなきゃいかん、うーんと、やらなきゃいかん、 そう思って、恥ずかしい思いで、ザンゲしながら、歩いていました。

ミュンヘンは快晴でした。今年の秋の日の最後の日でした。明るい太陽が照っていました。 新鮮で透明な空気、その輝かしい今年の秋の最後の日が10月30日で終りました。翌日の 11月1日には一気に暗くて寒い冬の日になって、その冬は3月末までつづきます。

30日(日)の朝に、もう1度、アゲートたちに会いたくなって、ミネラルのフェア会場を 往復したのですが、まだ、秋の日に暖められていた地面の上に、急に、上空から冬の寒気が 下りてきたものですから、フェア会場は深い霧に覆われていました。

そして、アゲートたちとの別れを、心ゆくまで惜しんでから、フェア会場から旧市街の定宿 の近くのパーキングまで戻ったら、街の通りに、最後の秋の日が明るくそそいでいました。

新鮮で透明な空気、明るい秋の日ざし、誰も居ない静まり返った旧市街の通り、レストラン の前のテラスに置かれた空席ばかりのイス、思わず、動くことをやめて、そのまま、そこで 泊まりたくなりました。

何としても、自分の人生の効率を高める必要がある、自分の生き方を改善する必要がある、 しみじみ、そう思いました。

来年からは、そんな気持になったときには、自然に、スムーズに、何も心配しないで、その まま、そこへ、もう1日、泊まれるような人生を生きたい、そう思いました。

それにしても、もう少しだけ、インターネット社会が進化してくれたら、スバラシク楽しい 夢のような人生になりますね。

いつでも、どこでも、地球上の全ての関係者と、安全に、確実に、効率よく連絡を取り合い ながら、その時の自分にベストな場所に、自由に滞在できますからね。

たとえ、世界中のどこに自分がいても、自分の責任は安全に確実に完全に快適に果たせます からね。自分にできることなら、何でもできますからね。

戻る

All Rights Reserved, Copyright(C) Hiromi INUI 2000-2005