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原石を、原石のままで、使うのが「ふつう」であって、デザイン・センスの高いデザイナー さんなら、「いまどき」使わないほうが「ヘン」な状態になっている、と言っても過言では ないです。 私も原石の美しさに魅せられているダイアモンドの石屋ですから、夢みたいな時代になった なと喜んでいます。 じつは、ダイアモンドの研磨石には「あきますよ!」おそかれはやかれ、誰もが、かならず 「あきますよ!」 なぜ、そう断言できるのか?私は「研磨石にあきなかった」人物を見たことがありません。 まともに、美や芸術の分かるヒトならば、「例外なく」、「かならず」、あきます。 もし、まだ、あきていなかったら、アナタは、まだ、あきるほどまでに、長年、「真剣に」 ダイアモンド研磨石と「つきあっていない」からです。 あるいは、もしかしたら、アナタは典型的な「鑑定屋」さんであって、芸術や宝石の美しさ やデザインを愛して理解できる「資質のある人物」ではないからです。 人生では、日銭稼ぎにしか=カネとSEXにしか興味のない「カネもうけの専門家」だから でしょう。ダイアモンドや宝石を「ホンキで」「ホントウに」好きだから、ダイアモンドの 世界へ入ってきたヒトではない、からでしょう。 とにかく、あきますよ。その理由なんか、どうでもいいことなんですけどね。あきるまでの 時間が、3年か、5年か、10年か、その年数は、ヒトによって、さまざまですけど、例外 なく、かならず、あきますよ。 私の個人的な経験では、私は1973年4月から、毎週、毎週、自分の目の白目と黒目の境 に「丸くて赤い血の線」ができるまで、ダイアモンドの検品作業をつづけてきた人間です。 そして、1970年代の後半には完全にあきていました。 赤い血の線ができると、目が痛くなります。医者に相談して、それは、検品作業を止めろと いう神さまからの命令である、と理解することにしました。赤い線ができたら、ただちに、 その線が消えて、痛みが解消するまで、ダイアモンドを見ることを中断しました。 幸い、月曜日からスタートしますと、目が痛くなるのは、木曜日の午後か金曜日が多かった ですから、週末を自然の中で過ごすと、痛みは全快しました。 ですから、私の1980年代はタイヘンでした。しかたなく、カット品質の改良に取り組み まして、ラウンドをラウンドのまま、改良しても、ジュエリー・デザインを改良できる効果 は少ないですので、ラウンドにイチバン近い「定形」は正方形であると考えまして、正方形 のブリリアント・カットを開発したりしました。 まだ、私のデザイン面の文化が未熟な時代でしたから、マーキーズのように、ファンシーな ブリリアント・カットでは、ラウンドのように、トラディッショナルな正装には似合わない から、ラウンドに匹敵するトラディッショナルな「定形」である正方形のブリリアントを、 「ホンキで」開発しようとしたのです。 ところが、そのために、4Cグレードのカット品質の領域を超えて、もっと、もっと、深く、 カット品質を「見る」習慣が身につきましたので、もっと、もっと、本格的にダイアモンド の研磨石にあきてしまいました。 幸い、1980年代の後半には、ドイツを中心に、宝石デザインのルネッサンスが本格的に 進展しました。クラッシックなダイアモンドや宝石の鑑定屋さんたちの宝石の文化に、絶望 しきって、死にかけていた私の心は、その宝石デザイン革命に救われました。 けど、硬い硬い硬いダイアモンドは、カーヴィング(彫刻)をすることが、いまのところ、 至難です。できることは、できますけど、制約がおおすぎて、コストが高くなりすぎます。 それで、天然の原石のままの原石の「神さまのハンドメイドの」宝石アートを、できるだけ 尊重して、活かすことが、いま、世界中や日本の有力で有能なデザイナーさんたちの間で、 急速に流行ってきたわけです。 その原石にも、いろいろあります。値段もカラットあたり、1ドル未満から、数万ドル以上 まで、じつに、さまざまです。 私の特技は、この写真のように、ふつうのダイアモンドの石屋さんたちに、取り扱いが至難 であるピンクなどの原石でも、自由に取り扱える点です。 この写真のピンクは、小粒で、しかも、高品質ではなくて、値段が比較的に安いですけど、 ピンクはピンクです。この写真は接写で撮っていますから、実物のピンクの石のサイズは、 もっと、小さいです。 変わり者は、ほかの世界中の多数の変わり者たちとも、長年の親しい信頼や尊敬の関係で、 強く結ばれていますので、「変わり物」には、本格的に強いのです。 いま、ピンクは、モノスゴク値段が高いですから、これくらいのサイズや値段の品質からの ほうが宝石デザイン的に使いやすいのではありませんか?という私からの提案です。 もちろん、ピンクでも、何でも、原石なら、常時、大量に、手元にあります。アントワープ は世界で唯一で最大の原石のセンターですからね。 原石の問題は値段だけです。鑑定屋さんたちの目とは、まったく異質であるデザイナーさん たちの目で、原石を選んでいただいて、鑑定屋さんたちの固定観念と法外に高い市場相場の 値段からは解放された「天然の原石美」を発見していただいて、ユーザーさんが使いやすい 値段とデザインのジュエリーを開発してください。 いま、世界的に、洋服屋さんたちが、ダイアモンド原石のジュエリーを、切実に、熱心に、 取り扱いたがっています。 ソフトで「温かいタッチの」羊毛が主素材である洋服には、カットされたダイアモンドの 「あの冷たくて固くて極端に均質で非人間的な輝き」は「合わない」からです。 3月の最終日曜日の3月26日の超早朝からヨーロッパは夏時間になりました。明るい昼間 の時間が1時間だけ長くなるのですが、ヨーロッパ住人の日本人である私には、モノスゴク うれしい瞬間です。 日本とのコミュニケーションに有効に使える朝の時間が1時間長くなるからです。わずかに 1時間だけなのですけど、この1時間が、じつに貴重なんです。 朝型人間の私は、朝のスタートは早くて、毎朝、ふつうは4時ごろからパソコンに向かって いて、日本やインドなどの時差の早い国との交信を始めますが、その交信可能時間が夏時間 では「1時間も」長くなるのです。 さらに、夕方の明るい時間も、1時間、長くなります。私は、この自分のサイトのほかにも 他社のサイトへも写真や文字情報を提供したりしていて、お手伝いもしていますから、私に 必要な写真の枚数は、かなり多いのです。 ですから、午後は、クルマに乗って、遠出をするケースがあります。特に晴れた日には遠出 をしたくなります。その場合、明るい昼間の時間の長い夏時間は、私のクルマの行動範囲を 2倍ぐらいに増やせる気分になります。 今では、ワイアレスのインターネットの接続システムが使えますから、その気になったら、 どこでも、泊まれますし、幸いに、ヨーロッパの田舎のホテルは値段が安くて、快適です。 けど、やっぱり、安全に、自由に、1日に動ける行動範囲は、大きければ、大きいほうが、 楽しいです。 3月20日からヨーロッパ住人の日本人にも、ICチップの入った新しいパスポートの発給が 開始されました。待ちかねていましたので、早速、入手しました。 ぶ厚いICチップが入りましたので、重くなりましたが、それで、以前よりも、自由に安全に 10年間も世界中を旅できるのなら、ありがたいです。 久しぶりのブラッセルでした。やっぱり、ベルギーは、私には、なつかしいです。楽しく、 うれしくて、歩いていましたら、チョコレート専門店のイースター用の陳列に、楽しかった 長年のベルギー生活を想い出しました。
http://www.shapefree.com/newjpg/P3211130.jpg イースターと言えば、タマゴとニワトリとウサギです。けど、それにしましても、ミゴトに 楽しく遊んでくれていますね。 ベルギーのチョコレートは世界でもイチバンですけど、最近では、カタチもカラーもスゴク 進化してきましたね。 毎年、毎年、これくらい、急速に、大幅に、進化しないと、今の商品は売れないんですね。 一方では、伝統を忠実に厳密に踏まえながら、他方では、ダイタンに、モダンに、思いきり 変化していますね。 日本から来たお菓子屋さんたちと思える旅行者が、店の前で、「味なら負けないけども」 「この新しい独創性には負けるね」「このセンスと技術を買いたいんだけども、創れる人間 の心と頭と手を買う必要があるからなあ、買えないのか?」と話していました。 加工の品質では負けないけども、デザインの新しい創造性では、まったく歯が立たないのは 日本の中小企業の世界では、日本中のアチコチで、じっさいに発生している悲しい現実なの でしょうかね? |