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アメリカのGIAが、世界の多数の大手のダイアモンド研磨石の販売会社と癒着して、長年、 ダイアモンド販売会社からの求めに応じて、グレードを「甘くした」鑑定書を発行しつづけ てきた不祥事が、昨年の早い時期に発覚しました。 そして、ニューヨーク・タイムズなどのマスコミから、厳しく非難されて、GIAの幹部が 引責辞任したり、鑑定書の発行依頼が激減して、経営危機に追いこまれたりして、社会的な 制裁を受けました。 まあ、おおまかに言えば、こんなスキャンダルだったのですが、ダイアモンド業界の内部の 事情もふまえて、具体的に考えると、こんなことも見えてきます。 多数の大手のダイアモンド研磨石の販売会社とは、どんな会社なのかな?毎月、継続して、 一定の数量以上の数の鑑定書の発行を注文してくれる見返りとして、GIAアメリカでは、 販売会社の求めに応じて、グレードを「甘くして」鑑定したのです。 ですから、その大手とは研磨石の販売数量が大きな会社です。インドの大手をふくんだ多数 の大手会社だそうですから、インドの大手会社からの鑑定の注文個数がイチバン多かったの でしょう。 ということは、それらのダイアモンド研磨石は、量販店やディスカウント・ストアで売られ ているアクセサリー・素材用の1カラットや5分や、それ以下のサイズの価格競争用の品質 の石です。 ですから、グレードを少し甘くして鑑定しても、石1個あたり、ジュエリーの1つあたりの 値段差は少なくて、エンド・ユーザー1人あたりの被害も少なかったのでしょう。 それから、ダイアモンド会社は、ダイアモンドを知っていますから、あまりヒドイ鑑定結果 に偽装して、販売したら、自社の経営基盤が崩壊しかねない=ダイアモンド市場そのものが 消えてしまいかねないことも、よーく知っています。 ですから、「甘くしてもらう」場合に、たとえば、E/VS2をD/VS1に上げてもらった ぐらいで、日常的な鑑定ミスの範囲内を大きくは越えないぐらいに、適度に!!????、 「甘くしてもらった」のではないでしょうか? でないと、GIAアメリカでも、引き受けきれなかったでしょう。GIAアメリカでは最近 の数年間、経営実績が急上昇していたようです。 その背景に、この癒着があったのでしょうけど、何か、目前に、大きな夢や計画があって、 その早期の実現に向かって、猛進していて、猛進しすぎたのかもしれませんね? それから、エンド・ユーザーと和解したのではないでしょうか?損害賠償の請求に対応する 窓口を開設して、グレードの差に相当する罰金を支払ったり、さらに、積極的に、加害者側 が被害者を探して、被害者を訪問して、罰金を支払ったのではないでしょうか? それでも、世界の市場には、鑑定や鑑定基準に対する「決定的な」不信感が残っています。 世界のダイアモンド業界としての、早急で、具体的な、対応が必要です。 やっぱり、国際標準の品質規格である「ISO規格」へ、ダイアモンドの品質規格を格上げする しか選択の余地はないのではないですか? ISOとは国際標準規格機構です。国連の1部みたいな組織です。ですから、私的な組織の私的 な基準であるGIA基準とは違って、国際的に、公式で、公的な規格になります。 ずいぶん、ムカシの話で、忘れかかっていますけど、世界の幾つかの政府からの働きかけで、 ISOがHRDを動かして、HRD+GIA+パリのシブジョ+スカンディナヴィア品質基準委員会の4者 で話し合って、グレードのハーモナイゼーションを実現したことがありました。 GIAも私的な組織の私的な基準の問題点は認識していたはずです。GIA基準をベースにして、 その欠陥は(ムカシの基準ですから)改めて、ISO規格原案は成立していました。 アントワープ住人だった私は、長年、悩まされていた、古い欠陥が改められたことを大いに 喜んで、少し興奮したりしていました。けど、GIA信者の多い日本の業界は反対するだろう、 と心配していました。 ところが、反対の急先鋒をつとめたのはニューヨークの取引所のメンバーを中心にした大手 のニューヨークのダイアモンド会社だったですから、ビックリしました。 いわく「アメリカのいかなる業界団体も代表していないGIAが、勝手に、アメリカの国を代表 して、そんなダイジなことを決めるな!」でした。 「アメリカさん、チョット待てよ。」「GIAはアメリカを代表したのではなくて、ISOからの 要請に応じて、世界で最も鑑定基準が普及している鑑定基準のオーナーとして、参加したの だから。」「冷静に、考えてくれよ!」とアントワープ側では言いたかったのでしょうが、 アントワープにとっては、ニューヨークの業界は最大のお得意様でしたから、あっさりダメ になりました。 要するに、GIAはISO規格の成立に賛成でした。いまから、考えたら、GIAとニューヨークの 連中が癒着していたお陰で、ニューヨークの連中が成長できたのなら、そりゃ、ISO規格の 成立なんて、「大反対」ですよね。田舎のアントワープでは、誰も、チットモ知らなかった ですから、ビックリしました。 GIAスキャンダルへの厳しい反省から、世界ダイアモンド取引所連合会やJJAが、グレードの 基準を、GIAグレードから、ISO規格への格上げに踏み切るのなら、世界の市場からは大歓迎 されて、市場の信頼も急速に回復するでしょう。 ここは、ぜひ、ダイアモンド業界が、確かな自浄能力を持っている事実を、世界の市場へ、 大いに見せつけたいところですね。 ムカシは、世界でも、日本でも、短い期間に急成長したダイアモンド研磨石の販売会社が、 多々ありました。 業界内の無責任な??ウワサでは、大手の原石鉱山会社に特別に気にいられている研磨会社 と取引して、さらに、大手の鑑定会社と特別に特別に親密な関係を維持することが、短期、 急成長の必要条件でした。 もちろん、こういうウワサには、デタラメもおおく、どこかの誰かの妄想から生まれている かもしれませんから、ご注意ください。 とにかく、これからも、ダイアモンドの世界では、大手の供給社の数が少ない原石供給側の 立場が「きわめて」強い事情には変わりはありません。 けど、いまでは、大手が3社にもなって、しかも、トータルの供給の数量や金額が飛躍的に 増えました。原石の供給不足は、まもなく、完全に、解消します。 お陰で、世界や日本のジュエリー市場も飛躍的に成長することができるようになりまして、 ミンナ、ニコニコです。 いま、ダイアモンドの世界は、新しい飛躍の時代に入りつつあります。その飛躍を制約して いた「原石供給不足」の大障壁が消えたからです。 この際、グレードの問題でも、業界の自浄能力を、精一杯に発揮して、市場を飛躍的に拡大 できるように、市場の信頼を完全に回復すべき時でしょう。 ところで、鑑定書なのですけども、「宝石品質」(タカラモノ)のダイアモンドと、アクセ サリー素材用のダイアモンドを、同じ鑑定基準で鑑定するのは、バカげていませんか? 「宝石品質」は、相場の高い石の値段にふさわしく、高いコストを発生させてでも、科学的 に厳密に正確に鑑定して、値段の安いアクセサリー素材用の石は、その値段と鑑定個数の数 の多さにふさわしく、早く安く、簡略な鑑定をするほうが、エンド・ユーザーのためにも、 ベターではありませんか? お店も、販売会社も、これからは、専門の「宝石会社」と、専門の「アクセサリー会社」に 別れて、別々な道を、進化していくことになるのでしょうね。 合成ダイアモンドのなかには、天然と合成の鑑別が、いまのダイアモンド業界内の技術では 不可能な石もある、と聞いています。 さらに、ダイアモンドのカラーを変える技術も進化していて、天然のカラーか?人工的に、 変えられたカラーか?その鑑別も不可能なカラーがある、とも聞いています。鑑別や鑑定の 技術やシステムの抜本的な改革が必要な時です。 ロシアの新しいスーパー大鉱山の操業は、ダイアモンドの世界を、これまでのダイアモンド の世界とは、大きく違った、まったく別な世界に、変えてしまいました。 ダイアモンドの高品質品の供給数量が、これまでの数倍以上に増えました。ダイアモンドは 「もう、いまでは」供給不足の商品ではなくなりました。 高品質と言っても、じっさいには、高品質という言葉のなかに、さまざまに、多数で多様な 品質があります。 Fアップでも、2カラットアップと、5分や3分と、2厘以下では、まったく、別々な商品 です。市場がちがっている、別々な商品です。 けど、まだ、どの高品質商品の供給が、モノスゴク大幅に増えるのか?その確認はできては いません。 過去の固定観念からは、2カラットアップの高品質カラーは、あまり大量には産出しないで あろう、と考えられがちですけれども、とにかく、過去の固定観念を超えたスーパー大鉱山 の登場ですから、じっさいに、何が、起こるのか?予断は許されません。 もしかしたら、ダイアモンドの世界の品質の常識が変ってしまうような、新しい品質が登場 してきたり?ビックリするような「異質な」品質構成かもしれませんね? ダイアモンドの意味が変りました。いままでのままの古い時代の文化や価値観から生まれた 供給側の論理や戦略や技術だけで、ダイアモンドの世界をコントロールすることは、もう、 不可能になりました。 原石供給側の主役が3人にも増えたうえに、そのなかの最大が、ロシア連邦政府系の組織で あったりして、3人の組織文化も、大きく、違っていますから、もう、原石のコントロール というような言葉も死語になったことでしょう。 たほうでは、市場の拡大が可能になりました。ひじょうに、おおはばな、市場の成長や進化 を実現することが、可能になりました。 ダイアモンドが、世界の有力な私企業の「取扱商品として」、魅力的な商品になりました。 誰にでも、取り扱えて、収益性も、安定性も、成長性も、きわめて高い商品になりました。 ダイアモンドの世界の「特殊性」「閉鎖性」が消えました。大きな者が、もっと、もっと、 大きくなれて、つよい者が、もっと、もっと、つよくなれる世界になりました。 視点を変えたら、小さな池が、大きな海に変ったようなものですから、大企業に住みやすい 世界になった、とも言えるでしょう。 これは善悪の問題ではありません。人類の環境の進化です。私たちの環境が進化したのです から、その新しい環境を、ありのままに、理解して、受け入れて、その環境に、できるだけ 早く速く適応する必要があります。 環境は、永遠に、進化しつづけます。生きるということは、その進化に適応して、私たちも 進化しつづけることを意味します。 進化とは、善でもなければ悪でもなく、進歩でも向上でもありません。ある方向性を持った 変化です。変化にすぎません。 けど、それは神さまの意思です。神さまが決めていること、神さまの仕事です。神さまには 逆らえません。逆らったら、その進路は、死か、滅亡しかありませんから。 どうやら、神さまは、人類の社会が、全体として、人類トータルとして、繁栄していくこと がお好きなようですね。 人類社会は、民主化し、自由化し、国際化し、情報化する方向へ変化しつづけてきています からね。けど、あんまり繁栄しすぎたりしたら、いつか、この方向性が変ることもありうる かもしれませんね? 今回の写真は、私が、10日間ほど、旅に出て、その旅から帰った日の夜の写真です。この 村里へ引っ越してから、私には、初めての長旅でした。 それで、帰ってきたら、大歓迎されました。毎日、村里に居た日本人が、急に居なくなった から、さびしくなったのかもしれませんけど、コッチも、しみじみ、この村里のありがたさ に目覚めました。 トップの写真は、このあたりの名物の焼肉料理です。焚き火を盛大に燃やしまして、大量の 焚き火がスミ火の状態になってから、肉を焼きます。 このように子豚を丸ごと焼くのはめずらしいです。「あなたのお帰りを歓迎するための特別 な料理だ」と言っていましたけど、それは冗談で、この家のケースでは、1年に1回以上、 年に何回か、やるそうです。1回以上というのは、誰かの誕生日とか、何か特別な記念の日 があって、その日には必ずやるけど、そのほかは、やらない年もあるのでしょう。
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http://www.shapefree.com/newjpg/P1010120.jpg それで、写真を撮りまくりました。夕日が当たっている被写体は、問題なかったのですが、 明るい時間の長い夏のドイツでも、すでに、夜でしたので、問題もありました。
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